五行歌、星月夜
ひだかたけし
病んだ肉身に訪れる
この一日の夜、
燃え尽き
色褪せ哀し
千の耳鳴り
星月夜、
向かいの家は
灯り、橙
白々渦巻く
時に、何想う
イルカのように泳げたら
ボウイの声歌う、
壁に感覚的思考に遮られ
限界付けられた
この世界に
超越した
何かに気付いてる
吉井和哉、VOLT
哀しみと混沌と官能と愛
熱し醒め響き鳴らし突き抜け
官能の下
砂漠抜け
タイムマシーン
みたいな
夜の覚醒
黒い弾丸が
飛び交う、この夜に
口笛吹く
なんだろう?
叫び、闇に次々呑み込まれ
怖いです
不安です
酒飲み音楽聴きながら
また激痛、
いつ来るか
おおきな巨きな
無関心、
夜に世界は
優しく微笑み
病んだこの身、突き放つ