「冬の朝の荘厳な空気」
ジム・プリマス

冬の朝の荘厳な空気
凛とした張りつめた冬の気が
壁を隔てた部屋に座っている
私の身体の皮膚まで
突き刺すように浸透してくる

それでも
感情と思考の振幅は
動くことを止めない
揺れ動く

そして
時間は
途切れることなく
流れ続けてゆく

神は
人間である私の
この刹那を
無限に存在する
ニューロンの
一つの煌めきとして
知覚する

神は
このようにして
全ての人間と
繫がっている



自由詩 「冬の朝の荘厳な空気」 Copyright ジム・プリマス 2022-12-13 14:04:56
notebook Home