えいち〇叡智
ひだかたけし
あけるよる
べろんとかがやくたいようの
まなざしにとけ
のまれゆく
ししゃふるししゃふるひかりのうみ
およいでおぼれてすっぽんぽん
むきみでうちゅうをわたっていく
さいはてのちにていみうしない
うしなわれたいみべろんとかがやく
たいようのまなざしに
ながれるえいちがいきている
〇
明ける夜
べろんと輝く太陽の
眼差しに溶け
呑まれゆく
死者降る死者降る光の海
泳いで溺れてすっぽんぽん
剥き身で宇宙を渡っていく
最果ての地にて意味失い
失なわれた意味べろんと輝く
太陽の眼差しに
流れる叡智が生きている