「言い知れない憎しみ」
ジム・プリマス

昨夜
夜中にどうしてもコーラが
飲みたくなったので
自転車でコンビニまで出かけた

タバコを買いに
朝、また出かけるのが嫌だったので
遠くの別のコンビニまでハシゴして
フォルテを二箱と
夜中に腹が減ると面倒なので
四百円以上する総菜パンを買ってきた
二時ごろ食べたけど
あまり美味しいとは思わなかった

一度、早朝に目覚めて
モニターをつけて、パソコンの電源を入れ
スマホのテザリング機能をオンにして
インターネットに接続してから
現代詩フォーラムを覗くと
ポイント通知が5通も来ていて
嬉しかった。赤文字なのがいい

眠くなったので二度寝をして
目が覚めると九時を少し回っていた
朝の薬を飲むために
残っていたコーラとコーヒーを
それぞれ、飲み干してしまった

紙巻タバコに火をつけて
新しいアイスコーヒーを
作ろうか止めようかと
思案する。強い倦怠感のせいだ
冷凍庫の氷を取りに行くのも億劫だ

今朝は食欲がない
朝食は抜いてブランチにして
もう一度カレーを食べようか
そう思った途端、腹が減ってきた
もう十一時を過ぎている

身体が重く背中が切ない
言い知れない憎しみの波動を感じる
理由のない理不尽な悪意が
この世界には存在することを
この身で、俺は知っている

想いが闇に向かうのは良くないので
今日はこのくらいにしておこう
新しいタバコに火をつけて
悪意が通り過ぎてゆくのを
静かに待つ曇天の冬の日


自由詩 「言い知れない憎しみ」 Copyright ジム・プリマス 2022-12-05 11:34:56
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