スープガーデン ショートバージョン
モマリサ公
知らないナンバーが並ぶ街までワープしてきたので
実感がなかったが実際あるべきものはそこにあったのだった
「カラオケにスープはいらないんじゃね?」
「採算とれるかどーかってゆーか」
「てゆーかソフトクリームつけましょうよソフトクリーム」
「あまいものしょっぱいものあまいものしょっぱいものって」
「じゃあスープは12種類でいきましょう」
「いやだったら「梅昆布茶」だすべきでしょ」
「ジュースだけで十分だとおもいますけど」
ヒップホップは朗読のトラックにぴったりで
朗読はじめたら4時間はあっという間だった
「最初にスープバー始めた時の会議に出たいね」
「コーンスープのみたくね?バーンみたいな」
「コーンスープいいですねー、バーンとか」
「いや違うでしょ、バーンみたいな」
「でも社長がね、バーンとか」
出町柳ラッシュライフでは1日目はアイスコーヒーを一杯飲み
シナモントーストを食べた
夜は車をとめて向島から桃山御陵前で
馬刺しと酢モツと明太ポテサラ、馬刺しのおすし、鶏ハム、シャケのアヒージョ
「一杯目は生」
焼酎をボトルでいれて二回氷と炭酸水をたのんだ
「いやねコーンスープをね、いるでしょやっぱ」
「12種類くらいスープを用意してね」
「だったらソフトクリームつけましょうよねえ」
「いやジュースだけで十分でしょう?」
出町柳ラッシュライフで2日目はハートランド4本飲み
チキンカレーをたべた
いやアーティストが二人そろったらそーなるでしょ
という感じの高架下で詩の朗読とサックスを録音
カラオケ行くかーとカラオケに
ブルーハーブだとか狐火だとかモロハだとかいれまくって
詩の朗読大会〜がはじまるスープバーとともに
通り魔!通り魔!といいながらコーンスープを飲み
わからない!といいながらまたコーンスープを飲み
日本中のカラオケのドリンクバーたちがコトコトいって
スーパービッチたちが
クラムチャウダーを飲み好きな言葉を並べて
聖母マリアみたいに天然に生きて
聖母マリアみたいなスーパービッチたちが
死んじゃわないで天然に生きて
生きて行く