時間   
ダンテ カフカ ランボー

 

毎日 毎日 繰り返すことの 楽しさが 

例えば 机に 座っているとき 

ぼんやり ストーヴの光の赤を 

見ている その時 

こころが 暖かい そのとき 

幸せを こころの底から 感じる時が 

あって 

幸せだなあ 本当だなあ 

と そう思う 

昨日も 幸せだった ような気もするし 

ずっと 幸せで あるような 気もする 

こんな時間が  

ぼんやりした 

なんでもない こんな時間が 

好きなんだなあ と 

感じる その時間 

そんな時間を 

大切にすることが 

僕が 生きることなんだな と 

しみじみ 思えて 

これは 時間を 楽しんでいるのであって 

無駄にしているのでは ないと 

はっきり 感じて 

ああ 僕は 生きている 

ほんとに 幸せに 生きてると 

感じることが あって 

それが 僕が 生きている 

ことの 意味なんだなあ 

と はっきり 解る 

こんな幸せな 時間を 

なにげなく 過ごせる 

味わえる 僕は 

ほんとに 幸せなんだと 

これが 永遠に 続くように 

はっきり 解る 

ああ これが 僕の 

時間であって 幸せの 

時間の 形なんだと 

はっきりと 意識する 

ぼんやりと 過ごす 

その時間の 中で 

僕は 自分を 

静かに はぐくむ 

 

 


自由詩 時間    Copyright ダンテ カフカ ランボー 2022-11-15 05:46:44
notebook Home 戻る