床屋へ行く
ひだかたけし

俺はこれから
床屋へ行く

伸びすぎた髪を掻き上げる
五本の指に、
確かな熱の伝導

今日も青い青い空が包む

街は人々は光彩に躍り、

肉の激痛は未だ始まらず
俺は大地を蹴って行く


自由詩 床屋へ行く Copyright ひだかたけし 2022-11-08 11:02:55
notebook Home 戻る