角の星乃珈琲の
TAT











底無しの暗闇に
呑まれても気にすんな

秒で深淵に
叩き込まれても(うちこまれても)気にすんな






人生にゃ昔から別に

救いなんか無かったろ




道なんか無かったろ




この人生に

取扱説明書は付いてないし





救いも

希望も

見込みも無い









そも何故



そんなもんがある前提なんだ?



















あの夕闇を覚えてるか

あの夜を覚えてるか

なけなしのバイト代でチケットを買った

あの夜を

鈴木良雄がウッドベースを弾(はじ)いてたっけな

あの小屋はもう無いらしいよ














てかそもそもお前



生まれた時から



金とか持ってないだろ




貧乏人の倅だろ





かつ母子家庭だ






Me too




























でも腐らずに





生きてくから価値が出んだろうが










それでも立ち上がって笑うから













ほんの少しの付加価値が付くんだろうよ
















うわばみに頭から

食まれても(はまれても)気にすんな











朝陽は明日も東から昇る
お前の運命とは関係なしに
だから何も気にするな




















道徳もルールもモラルも

エチケットも法律も

守りたい気分の時は遵守しときゃいいよ











死ぬことも生きることも
裏切ることも














盗むことも
騙すことも
救うことも
償うことも






同義さ凡て





心臓の鼓動を打つ片手間の


時間潰しでしかない






心臓の鼓動の片手間でしかない





















じきに黄葉が見頃だ









またあの公園の銀杏に会いに行かないか














またあの公園に行こう来週とか




ほんでそら






あの星乃珈琲のスフレでも食べに行こう













角のあの星乃珈琲の























































あのきしたかのに似た店員が
無駄にキレてる

あの星乃珈琲の







































自由詩 角の星乃珈琲の Copyright TAT 2022-11-07 11:28:11
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