詩人の時代を夢みて
足立らどみ
要は物理の世界ならともかく
普通に生きている毎日では
鍋はいきなり煮えたぎらない
誰でもわかる摂理の
紐づけができないと
陰謀論がやって来る
私は詩人になれぬ理由があり
悲しみの沼に沈まないように
君を見つめる番人でありたい
脛に傷があり非力で
生きすぎながらえた
大人の手助けは恥ずかしい
強者が笑えない時代に
新しく生まれた詩人は
強者以外の何かなんだろう
って、なんなんだろう
自由詩
詩人の時代を夢みて
Copyright
足立らどみ
2022-10-28 11:41:33