世界の途、一人の未知
ひだかたけし
ポップに弾けて
落ち込む必要ない
突き破った、
突き抜けた、
肉に悶え肉と苦悩し
極北の荒れ地にて
砂場で遊ぶ子供、
離れていく
別れていく
夢中で明るみ
弾ける笑い
魂の大洋を泳ぎ
魂の太陽を目指し
浮かび上がる形象
世界を押し退け、
世界に寄り添い、
より深く沈み込み
〈光の中を流れる叡智が生きている〉*
一つの象徴に
躍る、訪れ、掴み
次から次へ現れる
舞い上がる感情を
迎え入れ制御して
僕はいくよ、独りでいくよ
これは僕一人の未知だもの
苦痛の肉を引きづりなから
心を焚き付け火を点け
よりクールにより熱く
僕はいくよ、独りでいくよ
ポップに弾けて
落ち込む必要ない
突き破った、
突き抜けた、
肉に悶え肉と苦悩し
極北の荒れ地にて
砂場で遊ぶ子供、
離れていく
別れていく
夢中で明るみ
世界に足付け
世界に寄り添い
より深みの太陽へ
タマシイの大洋を泳ぎ
*
雪に孔雀は舞い、陽に跳躍する子の疾走
独り人、内なる宇宙へ故郷へ還っていく
開けるもの訪れるものを
拍を刻みながら待ち
*ルドルフ・シュタイナー『宇宙論・宗教・哲学』より引用