詩想
ひだかたけし

裂き開く
何を?
世界を

炸裂させる
永遠を
何に?
無常なる、
この現に

日常を今を肉の痛苦を
噛みしめながら
しっかり生きて
ひたすら耐えて

意志と勇気と明晰、保ち

感覚される現実という、永遠の比喩
感覚される世界を貫く永遠なるもの

彼女は陽光を浴びやって来る
彼女は月光を抜けやって来る

彼女は沈黙の内に佇んで居る

  *

切り開く
何を?
日常を

炸裂させる
瞬間を
何に?
直進する、
時間に

この世の無常に阿呆になる
逢い別れる人々に支えられ

過ぎ行く時は
丘を駆け抜ける白馬の如く、

記憶に生々しい光景は甦り
青い青い天空に木霊して











自由詩 詩想 Copyright ひだかたけし 2022-10-23 17:44:00
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