ツキヌケル、秋の朝
ひだかたけし
異邦の人、独り
高曇りの空、歩む
街、穏やか
涼風は吹き抜け
現に馴染んだ者達
群れをなし
秋の甘やかな大気に浸る
異邦の人、独り
平静に包まれ
高曇りの空を歩みながら
自らの哀しみを遠く見つめ
いつしか
自らの異邦となり
ゆっくり雪降る宇宙へと
ツキヌケル、秋の朝
街、穏やか
涼風は吹き抜け
時の移ろいを進む者達
群れをなし競い合い
秋の甘やかな大気を泳ぐ
自由詩
ツキヌケル、秋の朝
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ひだかたけし
2022-10-13 11:40:28
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