五行歌・雨、降りしきる深夜に
ひだかたけし

この疼痛
なんぼのもんじゃい
と、

掻き乱す

肩までも
降りてきた
この痛み
布団、はねのけ
肉は震える

ハッキリと
苦なら苦と
言い、
切る
勇気

明日は晴れ
雨、降りしきる音の
連弾に
遠い遠い
憧れ、降って

青の果て、
きっと鳥の群れが
向かっていく
世界の果ては
雨降りしきる此処

思考する
魂は直観と共
雨降りしきる
世界に、
風澄み渡る宇宙を観る







*この歌は、雨降りの寒い昨夜下書きしたものを、今夕仕上げたものです。ゝ


自由詩 五行歌・雨、降りしきる深夜に Copyright ひだかたけし 2022-10-08 17:44:13
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