詩の日めくり 二〇二一年十一月一日─三十一日
田中宏輔

二〇二一年十一月一日 「現代詩年鑑のアンケートへの返答」


現代詩年鑑のアンケートへの返答

詩集5冊

高柳 誠 『フランチェスカのスカート』
荒木時彦 『(Aの一日)』
長田典子 『ふづくら幻影』
村岡由梨 『眠れる花』
加藤思何理 『おだやかな洪水』

今年度読んでよかったと思える作品

清水鱗造 『昆虫弁当』
清水鱗造 『彩りキノコ』


二〇二一年十一月二日 「オー・ヘンリー」


 O・ヘンリー・ミステリー傑作選 (河出文庫 508A) 文庫って、Amazon で、いま1円。岩波文庫のもあるけれど、カヴァーがかわいいよ。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E5%82%91%E4%BD%9C%E9%81%B8-%E6%B2%B3%E5%87%BA%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/4309460127/ref=sr_1_4?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=O%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E5%82%91%E4%BD%9C%E9%9B%86&qid=1635696981&s=books&sr=1-4

オー・ヘンリー傑作選 岩波文庫なら、50円からある。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E5%82%91%E4%BD%9C%E9%81%B8-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%B5%A4-330-1-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/4003233018/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=O%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E5%82%91%E4%BD%9C%E9%81%B8+%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB&qid=1635697619&s=books&sr=1-2

両方もってるよん。


二〇二一年十一月三日 「金剛石のレンズ」


『世界のSF(短篇集)古典篇 第31巻』、1作目は、フィッツ=ジェイムズ・オブライエンの「金剛石のレンズ」顕微鏡に憑りつかれた主人公が、顕微鏡で覗いた世界に美女を見る。さいごは、プレパラートに水分がなくなってしまって、美女も死んでしまうのだが。


二〇二一年十一月四日 「清水鱗造さん」


 清水鱗造さんから、『うろこアンソロジー合本 二〇一四ー二〇二〇』と、新しく刷られた『彩りキノコ』を送っていただいた。アンソロジーの多彩な顔触れにちょっとおののく。いくつか拾い読みしただけでも、読んでよかったなあと思える詩篇に出合った。詩篇を読んで知識を得るという稀有な経験をした。
https://pic.twitter.com/vyf1G1kvkq

 2作目は、アーサー・コナン・ドイルの「ロス・アミゴスの大失策」電気都市で、電流を流して囚人を処刑するが、流した電流が膨大過ぎて、囚人は逆に不死身の身体となってしまった。首を吊っても死なず、弾丸を当てても死なずの不死身の身体になってしまった。ずっと刑務所に入れることにした。

 3作目は、H・G・ウエルズの「新加速剤」身体機能や頭脳の働きが何千倍の速度にもなる新加速剤が発明された。主人公は発明者の教授の友人で、ともに新加速剤を試験的に試してみた。実験は成功で、薬剤を調整して二百倍、九百倍、千二百倍の3種類の速度の新加速剤として売り出すことにした。


二〇二一年十一月五日 「万能図書館」


 4作目は、クルト・ラスヴィッツの「万能図書館」過去現在未来に書かれる書物を概算して、その書物を入れる図書館の大きさを考えた物語。

 5作目は、エドモンド・ハミルトンの「フェッセンデンの宇宙」フェッセンデン教授が自分の家に実験室を設けていて、そこに小宇宙を創り出していて、いろいろな実験をしていたというもの。主人公は教授の友人で、教授の実験をやめさせようとする。教授は事故で死に、実験室のある屋敷は火事となる。


二〇二一年十一月六日 「霊の内なる難船」


 6作目は、アンブロウズ・ピアスの「霊の内なる難船」主人公の男性が帆船でイギリスからアメリカに行こうとしていたところ、女性と知り合うが、嵐に巻き込まれ、女性の行くへはわからず。主人公は友人が乗っていた船に助けられた。女性と友人が読んでいた本が同じもので、読んでいた箇所も一緒だった。

 12月に書肆ブンから出る、ぼくの新しい詩集のタイトルは『WHITE ALBUM。』いま、チューブでビートルズの『ホワイト・アルバム』を聴いてる。CDで持ってるけど、チューブで簡単に聴けるからね。ぼくのこんどの詩集、めずらしくコンセプト・アルバムっぽくなくて、雑多な感じ。で、『WHITE ALBUM。』

https://www.youtube.com/watch?v=0ArlUSVDQIw&list=PLycVTiaj8OI80AsTGjYJAPi7-i8kTH-Bq

 7作目は、ギヨーム・アポリネールの「オノレ・シュブラックの失踪」壁に溶け込むことができるシュブラックであったが、彼が壁に溶け込むと同時に敵に発砲されて、二度と壁から現われることがなくなった。岩波文庫の『フランス短篇傑作選』で既読だった。ハミルトンの「フェッセンデンの宇宙」も既読。


二〇二一年十一月七日 「短詩」


干乾びた子らが顔を合わせる。
どの皮膚も干乾びた皮膚だ。
干乾びた子らが舌を出す。
どの舌も干乾びた舌だ。


二〇二一年十一月八日 「火星の月のもとで」


 8作目は、エドガー・ライス・バロウズの「火星の月のもとで」気がつくと火星にいた主人公。緑色火星人のあいだで戦闘をして勝ち抜き、名誉を受け、族長のひとりとなる。緑色火星人の敵の赤色火星人の娘に恋する。10年間、火星で、彼女に恋をし慕う。地球に戻って10年間、その思い出にひたる。

 9作目は、A・メリットの「ドラゴンの鏡」財宝のなかに龍の鏡があった。主人公はそれを自分の寝室に置いた。鏡に向かって手を伸ばすと鏡の世界に吸い込まれた。そこで美女と出合うが、龍が邪魔して主人公の男に傷を負わせた。主人公はこっちの世界に戻ってきたがふたたび鏡の世界に飛び込んだ。


二〇二一年十一月九日 「処方箋」


あした高木神経科医院でクスリを処方してもらおうっと。


二〇二一年十一月十日 「幻覚」


 9時過ぎに二度寝して、いま覚めた。ずっと幻覚を見ていた。病院にいた。ベッドで眠っていた。幼いときの弟がでてきた。自分の部屋に戻ってきていたら、見知らぬ男が覆いかぶさってきて、「卵をゆでられるか?」とずっときいてきて、どいてくれと思って抵抗したがなかなかどいてくれなかった。これは幻覚だと思っても覚めなくって、目をあけようとしていっしょうけんめいになって、ようやく目が覚めた。悪夢だった。時計を見たら11時半すこしまえ。こんなに長い幻覚ははじめてだ。怖い。

@rr0101kt 怪奇ものを読んだわけでもないですのにね。


二〇二一年十一月十一日 「買うもの」


 灰皿、四角のもの4つと、円いもの2つ買うこと。こんどの月曜日は、大谷良太くんちに行くこと。


二〇二一年十一月十二日 「断章」


 おれはこうした今日という日の準備にそれなりに喜びをおぼえてはいたが、これがまだはじまりにすぎないこともわかっていた。おれは原始林を呼びもどしたのだが、その熱帯の蔓草や、鳥たちの目のさめるような羽毛の背後に、さらに荒々しい世界が待ち受けているのだ。おれは郵便配達人が通りすぎたあとの郵便箱からランの花束を取りあげて、その見知らぬ、かれらの恋人からのメッセージににっこり笑っている夜着姿の主婦たちをみつめた。この町全体が、かれらの夜のぬくもりをそなえた肉体に捧げられたおれの花輪であった。
(J・G・バラード『夢幻会社』21、増田まもる訳)


二〇二一年十一月十三日 「アレフの彼方」


 きょう三条京阪のブックオフで、グレゴリイ・ベンフォードの『アレフの彼方』を110円で買った。ベンフォードの作品で唯一、読んでなかったものだ。売ったものもあるが、ベンフォードはすべてそろえておきたい。蔵書の整理で半分近くひとに譲ったのが、いま考えると、浅はかだった。 https://pic.twitter.com/5pwhVy7jS2


二〇二一年十一月十四日 「断章」


スズメバチはたちまち緑灰色の繊維状に変わってしまい、死んでしまった。
(ウィリアム・バロウズ『ノヴァ急報』では、身支度を……、諏訪 優訳)


二〇二一年十一月十五日 「異次元の色彩」


 10作目は、H・P・ラヴクラフトの「異次元の色彩」40年もむかしに起こった出来事がつづられている。宇宙からやってきたあるものが農場を中心に、そこらいったいの動植物を滅ぼしてしまった。そのさまが詳細に語られている。


二〇二一年十一月十六日 「ぼくの新しい詩集」


 ぼくの新しい詩集『WHITE ALBUM。』が Amazon で予約販売されました。よろしければ、ぜひ。

https://www.amazon.co.jp/dp/4910324038/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%AE%8F%E8%BC%94%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0%E3%80%82&qid=1637034572&s=books&sr=1-1


二〇二一年十一月十七日 「四次元方程式」


 11作目は、マイルズ・J・ブルウアーM・Dの「四次元方程式」実験中に彼女が四次元に行ってしまって戻ってこれなくなった。主人公は彼女を取り戻そうとして、なんとか努力して、成功した。


二〇二一年十一月十八日 「短詩」


おまえの役目はあとひとつ
花を咲かせ
ミツバチにそれを見つけ出させること


二〇二一年十一月十九日 「荒れ狂う深淵」


 グレゴリイ・ベンフォードの『荒れ狂う深淵』をヤフオクで買い直した。750円で落札。送料198円。シリーズ後半はこれでそろったのだけど、前半を友だちに譲ったので、また買い直すかどうか検討中。ああ、バカだな。自分の本棚に残すべき本かどうか、ちゃんと検討しておかなくちゃならなかったね。

@lzSbTWvooJWritQ 友だちに無料であげたのです。なおさら。です。


二〇二一年十一月二十日 「湯飲み茶わん2個買うこと。」


湯飲み茶わん2個買うこと。


二〇二一年十一月二十一日 「宇宙の住人たち」


 12作目は、レイモンド・Z・ガランの「宇宙の住人たち」原子エネルギーを研究している教授のもとに彗星からやってきたという真っ黒な人物が現われて、教授に人体の転換技術の話をした。教授も真っ黒い人物のようになれば不死になれると言って。教授は真っ黒い人物の話を信じてついていくことにした。


二〇二一年十一月二十二日 「荒れ狂う深淵」


 ヤフオクで買った、グレゴリイ・ベンフォードの『荒れ狂う深淵』が到着した。帯付きで新品同様の美品だった。本体750円+送料198円という値段も適切なものだった。 https://pic.twitter.com/l9sIUczbxI


二〇二一年十一月二十三日 「ベローチェ」


@flawless_tears これを抜かしてシリーズ全部を読みました。この本の存在は知ってたのですが、シリーズと関りがないと勝手に思い込んでいたのでした。

 あした、大谷良太くんとお昼の1時に、京都駅のベローチェで待ち合わせ。ぼくの新しい詩集が出来上がったらしい。カバー付きの詩集は、開扇堂から出した2冊の詩集ぶり。20年ぶりくらいだろうか。

@lzSbTWvooJWritQ それは秘密です、笑。

@lzSbTWvooJWritQ カバー代金は、ぼく持ちです。本体は書肆ブンから出していただきました。ぼくのほかの書誌ブンから出したカバーのない詩集は、書肆ブンに出してもらっています。ぼくも知らなかったのですが、カバーの代金って、本体の代金より高いのですよ。

@lzSbTWvooJWritQ カバーをつけなければ、ぼくもそのラッキーな詩人のひとりになれたのですが、こんど出すものは本という物体自体に価値を与えるためにカバーをつけました。

@lzSbTWvooJWritQ デザインは大谷良太くんにしてもらいました。大元のデザインが決まってからの微調整は、ぼくの意見とのすり合わせです。

ちなみに、表紙は、ビートルズのパスティーシュです。

https://www.amazon.co.jp/WHITE-ALBUM%E3%80%82-%E7%94%B0%E4%B8%AD-%E5%AE%8F%E8%BC%94/dp/4910324038/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=white+album%E3%80%82%E8%A9%A9%E9%9B%86&qid=1637601776&s=books&sr=1-1

@lzSbTWvooJWritQ 大谷くんはツイッターをしていません。

 ぼくの新しい詩集『WHITE ALBUM。』が書肆ブンの発行ページに紹介されています。ここで、ご購入いただけますと幸いです。アマゾンでは、12月1日から購入できます。いまは予約販売中です。

https://shoshibun.shopinfo.jp/pages/5278611/page_201602191132


二〇二一年十一月二十四日 「M1号」


 ソフビでM1号を買ったのだけれど、これが、かわいい。まさかソフビで出るとは思わなかっただけに、ぼくの年代の人間が出てほしいなと思っていたであろうアイテムゆえに、なんだか時代を超えた力をも持つファン魂というものを感じる。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08LWL53XF/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

 まさか怪獣ブルトンがソフビ化するとは考えてもいなかっただけに、怪獣ブルトンのソフビ化はうれしかった。稼働箇所が一か所もないアイテムだとしても。買ってよかった。将来、すごい値付けがされるソフビだとも思われる。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08GXGF9YN/ref=ppx_od_dt_b_asin_title_s00?ie=UTF8&psc=1

 ソフビでピグモンを買ったのだけれど、ピグモンはウルトラQのガラモンであったことはよく知られている。より大きいサイズのガラモンをソフビで持っているのだけれど、塗りが、こんどの小さいサイズのもののほうがよい。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B06X1G869Z/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

 カネゴンも新しい小さいサイズのソフビを買ったのだが、可動部分が頭部の頭頂にもあって、原作どおりに動くので、これも買ってよかったと思っている。造形は古い方のソフビと同じくらい精密だ。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00EVJR374/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

 ダダも新しいシリーズのものを買ったのだが、塗りがよくって、顔面の黒い点々などは、まえのシリーズのものよりも精密なのだった。これも買ってよかったものだ。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B076LTRDBR/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1


二〇二一年十一月二十五日 「こひもともひこさん」


@kohimon ありがとうございます。こひもさんのおこころに届く詩集であればよいなと思っています。

@kohimon お読みくださり、ありがとうございました。


二〇二一年十一月二十六日 「断章」


 彼は拘束服を取り除いた。私は昔の夢の場面を目のあたりに見ているような気がした──。昔の夢に迷って、そのままの同じ手順で全てが運ばれたのだ──。実に正確に、事は行われたのだ──。権威が既成の事実となったのだ──。もし、初めに、ウィンホーストが絶叫しながらスタートしていたら、誰も彼の言うことに耳などかさなかっただろう──。この世界の果ての鏡が、私の過去をそのまま映し出しているのだ──。これはまさに鏡の壁なのだ──。ウィンホークスは叫ぼうとはしなかった──。いかにも落ち着いて、彼は腰を掛けた──。私は、サザーランドにここを去るように言い、彼の申し出はいずれ考えることを約束した──。
「私は洗濯屋の請求書に対して解決しておかなければならないのだが──」
(ウィリアム・バロウズ『ノヴァ急報』中国人の洗濯屋、諏訪 優訳)


二〇二一年十一月二十七日 「図書館の掟。」


 ぼくの詩集『図書館の掟。』が最近、買っていただいたみたいだ。うれしい。

https://www.amazon.co.jp/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%81%AE%E6%8E%9F%E3%80%82-%E7%94%B0%E4%B8%AD-%E5%AE%8F%E8%BC%94/dp/4783735557/ref=sr_1_2?qid=1637990471&s=books&sr=1-2


二〇二一年十一月二十八日 「混沌空間」


 13作目は、クラーク・アシュトン・スミスの「混沌空間」日本人のスパイを追って出発した主人公たち、ふたりは、奇怪な空間に引きずり込まれ、怪物たちと遭遇する。その混沌とした空間に翼をもった巨人がいて、自分たちを助けてくれた。日本人スパイは、その巨人に殺される。


二〇二一年十一月二十九日 「シャンブロウ」


 ぼくの新しい詩集『WHITE ALBUM。』がAmazon で購入していただけるようになりました。よろしければ、ご購入くださいませ。

https://www.amazon.co.jp/WHITE-ALBUM%E3%80%82-%E7%94%B0%E4%B8%AD-%E5%AE%8F%E8%BC%94/dp/4910324038/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=white+album%E3%80%82%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%AE%8F%E8%BC%94&qid=1638030716&s=books&sr=1-1

 14作目は、C・L・ムーアの「シャンブロウ」主人公は火星人や金星人たちに追い立てられていた異星人の女性を助ける。異星人の女性は、メジューサのような存在で、髪のかわりに、頭に長虫のようなものをもっていて、それを相手に巻き付けて生命力を奪うのであった。主人公は友人に助けられる。

 グレゴリイ・ベンフォードの『夜の大海の中で』をヤフオクで落札した。本体190円+送料198円だった。むかし持っていたもののほうが状態は良かったのだけれど、それは友人に譲ってしまったので、新たに買い直したのである。シリーズものの第1作目のものである。あと1作でコンプリートに集まる。

 Amazon で、グレゴリイ・ベンフォードの『星々の海をこえて』を送料込みで890円で買い直した。これで、有機生命体と機械生物の戦いのシリーズをコンプリートに集めたことになる。むかし持ってたものだけれど、もう一度、シリーズ第一作目から読み直すことにする。ベンフォードの記述は詩的だった。

https://www.amazon.co.jp/-/en/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89/dp/4150106622/ref=sr_1_1?crid=37LNNKX4M8EW&keywords=%E6%98%9F%E3%80%85%E3%81%AE%E6%B5%B7%E3%82%92%E3%81%93%E3%81%88%E3%81%A6&qid=1662996665&s=books&sprefix=%E6%98%9F%E3%80%85%E3%81%AE%E6%B5%B7%E3%82%92%E3%81%93%E3%81%88%E3%81%A6%2Cstripbooks%2C180&sr=1-1


二〇二一年十一月三十日 「星々の海をこえて」


 Amazon で、古書店で買った、グレゴリイ・ベンフォードの『星々の海をこえて』が到着した。表紙角が傷んでいたので、並かな。本文はきれい。
https://pic.twitter.com/BoC3nBQJLj


二〇二一年十一月三十一日 「断章」


 二人は、ミュケーナイの黄金の仮面、生と死との間に存在する、第二の顔、おそらくは他者がくれる唯一の顔で、死者へのたったひとつの贈物ともいうべき、葬式の太陽のような、その仮面を見に行ったのだが、つまりそれは、生の顔と死の顔の間には、その両者を包蔵し、あちこちでその代役を演じて見せる、もうひとつの顔があるのだということを理解するためでもあった。
(フエンテス『脱皮』第二部、内田吉彦訳)




自由詩 詩の日めくり 二〇二一年十一月一日─三十一日 Copyright 田中宏輔 2022-09-19 02:16:42
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