今夜こんなに光る月
秋葉竹
罪の震える夜でした
街はしじまでその路地に
猫がみゃぁ〜と泣きました
星も降らない秋の鈴
どこで鳴るのか胸の奥
今夜こんなに光る月
罪は震えて紅葉色
舗道をコツコツあるく音
散る葉、落ちる葉、舞う葉たち
夜の都を吹く風は
すこし泣きそな儚さで
街のネオンはその風を
そっとくるんでおりました
自由詩
今夜こんなに光る月
Copyright
秋葉竹
2022-09-08 19:58:55