夜の甘い想い
秋葉竹
けして認めたくない
間違ってるのか、愛の
呼び方も
愛し方も
懐かしい
記憶も
汚された
ピンクの清純が
震えながら
泣いていたのに
けして認めたくない
間違ってるのか、裸の
こころも
なやみも
棄て去りたい
運命も
別れるなら
逢わせるなと
神さまに毒づいた
月もない夜は
そこに
ぶら下がる
星たちを
いくつもの
流れ星にして
いつまでも
叶わない
夢のような
はかない希を
みせつづけるのか
死ねない
朝の来ない
まとわりつく
愛、と想うことは
美しくはないが
正しい、甘い怖れなのかもしれない