詩の日めくり 二〇二一年三月一日─三十一日
田中宏輔

二〇二一年三月一日 「生きていた火星人」


 ロバート・シルヴァーバーグの『生きていた火星人』を読み終わった。火星人が生きていたことがわかったところで、物語は終わる。主人公の10歳の少年と9歳の少女の兄妹が発見したのだった。シルヴァーバーグが書いたとは思えないような単純な話だった。やっぱり、ジュブナイルものだったのだな。


二〇二一年三月二日 「アンドリューNDR114」


 きょうから寝るまえの読書は、ロバート・シルヴァーバーグの『アンドリューNDR114』アシモフの短篇を長篇化したものだ。
https://pic.twitter.com/1wGUMhJEzq


二〇二一年三月三日 「日知庵」


 いま日知庵から帰った。きょうもヨッパ。でも、むかしほどひどくない。むかしは、道でこけて、顔を地面にぶつけて、お岩さんみたいになったこともあるものね。


二〇二一年三月四日 「ウルフェン」


 10年ほどむかし、ブックオフで、105円で手に入れた作品で、積読だったものだけれど、読むと、わくわくする読み物だった。ホイットリー・ストリーバーの『ウルフェン』、ただ、いま Amazon で、3000円近くする値段は、どうかと思う。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E6%96%87%E5%BA%ABNV%E2%80%95%E3%83%A2%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%9B%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E5%B1%B1%E7%94%B0-%E9%A0%86%E5%AD%90/dp/4150404542/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3+%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC&qid=1614787983&s=books&sr=1-1

 ゴア・ヴィダルの『マイロン』これまたサンリオ文庫特有の表紙の絵がすばらしいだけで、Amazon で、9000円以上の底値である。ばからしい。内容は、くだらなかった。表紙の絵がすばらしいので本棚に飾っているけれど。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3-1981%E5%B9%B4-%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%82%AASF%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%B4%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%80%E3%83%AB/dp/B000J7QXNC/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3+%E3%82%B4%E3%82%A2&qid=1614793650&s=books&sr=1-1


二〇二一年三月五日 「神鯨」


 T・J・バスの『神鯨』このあいだまで、500円とか600円だったのが、いま Amazon では、底値が10000円している。古書値はわからないものだ。

https://www.amazon.co.jp/%E7%A5%9E%E9%AF%A8-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E6%96%87%E5%BA%AB-SF-312-T-J-%E3%83%90%E3%82%B9/dp/4150103127


二〇二一年三月六日 「伊藤芳博さん」


 伊藤芳博さんから、同人詩誌『59』第23号を送っていただいた。個人誌『CASTER』第43号が挟まれていた。前掲の詩誌の冒頭にある伊藤さんの詩「婆さまが若かったころ」を読んだ。安心して読める作品だった。金井雄二さんと岩木誠一郎さんとの誌上座談会も興味深く読ませていただいた。 https://pic.twitter.com/jp7Wc3pyKO


二〇二一年三月七日 「黒い破壊者」


 創元SF文庫から3月11日に出る、『パワード・スーツSF傑作選』を予約購入した。あまり興味のある方向性ではないが、これもまたほっておくととんでもない価格になる可能性があるため、買っておいた。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4488772021/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

 もう古書しかなくって、元値より高くなっているけれど、創元SF文庫の宇宙生命SF傑作選『黒い破壊者』を買った。1480円だった。タイトル作は既読だった。

https://www.amazon.co.jp/%E9%BB%92%E3%81%84%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E8%80%85-%E5%AE%87%E5%AE%99%E7%94%9F%E5%91%BDSF%E5%82%91%E4%BD%9C%E9%81%B8-%E5%89%B5%E5%85%83SF%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%BB-%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%88/dp/4488715052/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E9%BB%92%E3%81%84%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E8%80%85&qid=1614963565&sr=8-1


二〇二一年三月八日 「墨吐いて、蛸、一直線。」


墨吐いて、蛸、一直線。


二〇二一年三月九日 「ウルフェン」


 ストリーバーの『ウルフェン』むかしの日記を読み直したら、5、6年まえに、108円でブックオフで買ってた。10年ほどまえでも、105円でもなかった。記憶力が低下しているな。


二〇二一年三月十日 「藤井晴美さん」


 藤井晴美さんから、詩集『マスキング』を送っていただいた。「ぼくは度々人格変換をしたので、その都度人間関係につまずいた。」という詩句ではじまるタイトルポエムから、読むと、ドキドキする詩句の連続だ。詩集の賞をとっていただきたい。 https://pic.twitter.com/UR5rypfUPf


二〇二一年三月十一日 「清水鱗造さん」


 清水鱗造さんから、小説『顔面島』を送っていただいた。独特の主人公たちの名前は健在だ。清水さんの小説を読むたびに、心臓がバクバクする。どういった思考の構造をされているのか、いつも不思議に思う。今作も異形の作品だ。 https://pic.twitter.com/cPjwU0TVhY


二〇二一年三月十二日 「黒い破壊者」


 創元の宇宙生命SF傑作選『黒い破壊者』が到着した。表紙に歪みが少しあるけれど、本文はきれいなので、がまんしよう。 https://pic.twitter.com/eAmlilkl0g

@rztg0nrSOZb72IB 宇宙船ビーグル号に入っているエピソードです。


二〇二一年三月十三日 「アンドリューNDR114」


 ロバート・シルヴァーバーグの『アンドリューNDR114』を読み終わった。死ぬことがロボット的でなく人間的なことだというのは、古い考えだと思った。しかし、これは、アシモフの短篇を、ロバート・シルヴァーバーグが長篇化したものだけれど、シルヴァーバーグの叙述は的確で情緒豊かなものだと思った。


二〇二一年三月十四日 「時の娘」


 創元のロマンティック時間SF傑作選『時の娘』を、Amazon でネット古書店から買った。150円ほどで、送料250円を含めても、400円くらいだった。古書がすべてこのくらいの金額で手に入ったらいいのになって思った。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4488715036/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

 同じく創元から出ているファンタスティック時間SF傑作選『時を生きる種族』は持っていて、読んだけれど、記憶にはいっさいない。そのうち読み直そうとは思っているけれど。古書値はあまり低くない。底値で600円を超えている。

https://www.amazon.co.jp/%E6%99%82%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E7%A8%AE%E6%97%8F-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E6%99%82%E9%96%93SF%E5%82%91%E4%BD%9C%E9%81%B8-%E5%89%B5%E5%85%83SF%E6%96%87%E5%BA%AB-R%E3%83%BBF%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0/dp/4488715044/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1NIJVZRBMYO&dchild=1&keywords=%E6%99%82%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E7%A8%AE%E6%97%8F&qid=1615386374&sprefix=%E6%99%82%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%2Caps%2C303&sr=8-1

底値は55円。

『黒い破壊者』1作目は、リチャード・マッケナの『狩人よ、故郷に帰れ』目の見えない蝶のような生物が、不老不死というか永遠の命をもたらせてくれることがわかる話。約すると単純だが、物語はかなり複雑な模様。読むのに慣れるまで時間がかかった。


二〇二一年三月十五日 「弟」


 むかし弟が「ブツブツしゃべりかけてくんな、うるさいな」というので、びっくりしたことがある。ぼくに言ったんじゃなくて、人形に言ったから。


二〇二一年三月十六日 「この地獄の片隅に」


 Amazon で注文していた、創元SF文庫のパワード・スーツSF傑作選『この地獄の片隅に』が到着した。新刊本らしくカヴァーも完璧にきれい。
https://pic.twitter.com/7Uy4tezrG0


二〇二一年三月十七日 「荒木時彦くん」


 荒木時彦くんから、詩集『部分的なことを少し、』を送っていただいた。日常のことが端的に描かれている。無機的な文体だ。好ましい。
https://pic.twitter.com/wbY77ULYK0


二〇二一年三月十八日 「宝くじ」


 宝くじに当たった夢を見た。100万円だった。宝くじなど買ったことないけど。


二〇二一年三月十九日 「時の娘」


 Amazon のネット古書店で注文していた創元のロマンティック時間SF傑作選『時の娘』が到着した。本体価格150円+送料250円で、合計400円だったが、きた本は美品で、大満足。すべての古書がこれくらいであったらいいのになって思った。 https://pic.twitter.com/jXXyZOrwcD


二〇二一年三月二十日 「海東セラさん」


 海東セラさんから、個人誌『ピエ』小樽特集号を送っていただいた。セラさんの作品「トド岩幻日」詩の形がトドみたいでおもしろかった。『ピエ』のたたずまいも、いつも通り、うつくしい。 https://pic.twitter.com/dEHVpGp8ld

 シオドア・スタージョンの『不思議のふと触れ』単行本の底値が600円なのに対して、文庫本の底値が2700円以上になっている。不思議だ。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4309621821/ref=dbs_a_def_rwt_hsch_vapi_taft_p1_i2

 シオドア・スタージョンの『輝く断片』では、文庫の底値が330円なのに対して、単行本は700円が底値だ。不思議だ。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4309621864/ref=dbs_a_def_rwt_hsch_vapi_taft_p1_i4


二〇二一年三月二十一日 「草野理恵子さん」


 草野理恵子さんから、詩誌『Rurikarakusa』第16号を送っていただいた。いつもは江戸川乱歩調の詩作品なのだけれど、今号は違った。 https://pic.twitter.com/7Gstb1Rin0

 2作目は、ジェイムズ・H・シュミッツの「おじいちゃん」おじいちゃんとあだ名された筏型生物の上で、仲間の3人と海の上を航行する男の話。おじいちゃんは別の生物に操られていて、危ない目に遭った。


二〇二一年三月二十二日 「ジミーちゃん」


 ジミーちゃんとひさしぶりに電話。3時間近くしゃべってた。こんどの土曜日に、部屋に遊びにきてくれることになった。ほんとうに、うれしい。会うの10年ぶりくらいじゃないだろうか。先々週には15年ぶりに会った友だちもいて。数少ない友だちとも、長い間、会わないことが、ぼくにはあるのだ。


二〇二一年三月二十三日 「キリエ」


 3作目は、ポール・アンダースンの「キリエ」テレパシー能力のあるプラズマ生物とともに地球の宇宙船が超新星から五億キロの範囲に入って調査する。プラズマ生物は地球の宇宙船にいるテレパスと交信している。プラズマ生物は宇宙船を守るために自分を犠牲にする。しかし、テレパスとは交信しつづける。


二〇二一年三月二十四日 「ガル・コスタ」


 ガル・コスタのアルバムで、『ファンタジア』というのを何年も検索していたのだが、出てこなかったのだけれど、さっき検索したら、出てきた。CDも売ってるのだけれど、これは6000円以上もしたので買わない。

 ガル・コスタの曲をチューブで聴きまくって、小学校とか中学校とか高校とかの思い出を思い出してた。錦市場一角の西に入ったところに木下という名前の喫茶店があって、ラテンミュージック、サンバ、ボサノバといった音楽をかけていた。父親によく連れていってもらった。


二〇二一年三月二十五日 「ジミーちゃん」


 きょうは、ジミーちゃんと昼から部屋飲みして、夕方から日知庵に行ってた。10年以上の空白がなかったみたいに、親しげにしゃべり合ってた。


二〇二一年三月二十六日 「大潮の道」


 マイクル・スワンウィックの『大潮の道』Amazon で、相変わらず、底値が1円なのだけれど、傑作SFなのに、なぜ、と思う。やたらと底値が高いSF本を見るにつけ、思う。いったい古書値は、どこで決まるのかと。

https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E6%BD%AE%E3%81%AE%E9%81%93-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E6%96%87%E5%BA%ABSF-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB-%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF/dp/4150110050/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E5%A4%A7%E6%BD%AE%E3%81%AE%E9%81%93&qid=1616244595&s=books&sr=1-1

 エゴサーチしていて、ぼくの全行引用詩について書いてくださっている文章に出合った。

http://blog.livedoor.jp/coussinets/archives/51956986.html


二〇二一年三月二十七日 「ファンタジア」


 ガル・コスタの『ファンタジア』が、Amazon で、1300円で売っていたので買った。送料350円で、合計1650円だ。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00000477Y/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

ガル・コスタの曲のなかで、いちばん好きな曲。

https://www.youtube.com/watch?v=qUCL6QHcgoU&list=PLrt7VbxNS8rcYbSuZ02d2hgzeUGS0g81M&index=7

 いま、近所の焼肉屋「やる気」から帰ってきた。ジミーちゃんといっしょに「食べ放題」「飲み放題」してきた。吐きそうだわ。部屋で、ジミーちゃんとおしゃべりしてる。

 創元の宇宙生命SF傑作選『黒い破壊者』が、このあいだ、ぼくが買ったときは、1480円が底値だったけれど、いまAmazon で見たら、底値が2200円してた。これはもう下がらないのかもしれない。知らないけれど。

https://www.amazon.co.jp/%E9%BB%92%E3%81%84%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E8%80%85-%E5%AE%87%E5%AE%99%E7%94%9F%E5%91%BDSF%E5%82%91%E4%BD%9C%E9%81%B8-%E5%89%B5%E5%85%83SF%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%BB-%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%88/dp/4488715052/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E9%BB%92%E3%81%84%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E8%80%85&qid=1616419981&s=books&sr=1-1

 じつはいま、この短篇集『黒い破壊者』を読んでいるのだけれど、読みにくい作品が3作品もつづいていて、読むのに時間がかかっている。おもしろみもあるわけじゃない。読むのが苦痛で、しょっちゅう読むのをやめて、ネットサーフィンしている。

 いま Amazon で、ガル・コスタの『ファンタジア』がいくらしてるのか見たら、6051円してた。きのうか、おとついに1300円で出てるのを買ったけれど、奇跡の一枚だったのかもしれない。こんなことがあるから、毎日の検索はかかせない。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00000477Y/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

 いま値段が下がるのを待っている本が1冊あって、毎日、Amazon で検索している。見るたびに、値段が下がっているので、いつが買い時か、見計らっている。


二〇二一年三月二十八日 「妖精の


 4作目は、ロバート・F・ヤングの「妖精の」タイトル通りの話。その樹を切る男の物語。もっとも退屈な話だった。

 5作目は、ジャック・ヴァンスの「海への贈り物」ある惑星の海に住む動物が、知能をもっているかどうかを調べる話。ようやく読むに値する物語に出合ったようだ。のこすところ、あと1篇。


二〇二一年三月二十九日 「黒い破壊者」


 さいごの6作目は、ヴァン・ヴォークトの「黒い破壊者」『宇宙船ビーグル号の冒険』の冒頭部分が独立して書かれたもの。それなりの迫力だった。

 きょうから寝るまえの読書は、ロマンティック時間SF傑作選『時の娘』時間ものは大好物。楽しみだ。 https://pic.twitter.com/8B1C7q7btj

 1作目は、ウィリアム・M・リーの「チャリティのことづて」1700年にいる娘と、およそ250年後にいる少年の、時を超えたラブストーリーであった。さいごにほっとする仕掛けがしてあって、よい読み物であった。


二〇二一年三月三十日 「むかしをいまに」


 2作目は、デーモン・ナイトの「むかしをいまに」ディックの『逆回りの世界』の短篇版である。

 3作目は、ジャック・フィニイの「台詞セリフ指導」映画界の話で、30年以上もむかしに出合った青年が中年男の俳優として、再会する。


二〇二一年三月三十一日 「かえりみれば」


 4作目は、ウィルマー・H・シラスの「かえりみれば」30歳の主婦が催眠術で1週間のあいだ、15歳だったころに戻って、またもとの15年後の30歳の主婦に戻る話。



自由詩 詩の日めくり 二〇二一年三月一日─三十一日 Copyright 田中宏輔 2022-07-25 01:52:09
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