夏目漱石が小説を書き始めたのは38歳の時だった
ひろのふ

ひきこもっている時間が 空白期間だなんて
なんとナンセンスで 人間理解に乏しい意見だろう
表面上の姿だけに 惑わされてはいけない
人それぞれ 辿ってきた道が違うだけで
蓄積されてきた物は どれも確かな熱量を持っていて
全てがダイヤモンドのように 光り輝いている
自分の過去を省みて 引け目を感じているとしたら
それこそがチャンスそのものだと 俺が胸を張って断言しよう
一見すると欠損に見えるものが
とてつもない爆発を引き起こすことが あるものだ
年齢なんか気にすんな 自分の直感を信じて
己の内に眠るドデカい三尺玉を 大空に向かって 打ち上げるんだ
大輪の花が夜空に咲き誇る未来が
今か今かと 俺たちを待ちわびている


自由詩 夏目漱石が小説を書き始めたのは38歳の時だった Copyright ひろのふ 2022-07-09 19:36:20
notebook Home