ひたすら
ひだかたけし

闇に沈もうとする
光を掴もうと
身を委ねる
本来の独りに戻り
続く肉の苦痛を乗り越え
たましいの岸辺に接岸する

自らの存在の核心を
闇に沈みゆく光に曝し
記憶のなかの抱擁に
溢れ出す涙は静かに

わたしは火を起こし
独りの道をいく
独りの未知をいく

それがどんなに困難であろうと
闇に沈もうとする光を追い
ひたすら

  *

なにものかがわたしという存在を包み込む


自由詩 ひたすら Copyright ひだかたけし 2022-07-09 18:31:18
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