真夏の太陽
ひだかたけし

世界は光に充ちている
わたしの肉は痛みに疼く

世界は光に充ち溢れている
わたしは荒い息を吐く

真夏の太陽が燃えている
灼熱の震えに凍えている

渦巻く銀河の端くれ
街には熱風が吹く

鎮痛剤を二錠飲む
疼痛が静かに波を打つ

わたしは今、此処にいる
限りなく自由に、限りなく引き裂かれ




自由詩 真夏の太陽 Copyright ひだかたけし 2022-07-02 15:21:41
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