光芒
ひだかたけし

黄昏に沈む太陽の輝きを
僕ら、掴めるか
それは
永遠の光芒だ

肉の痛みの隙間を見つけ
意識の深層に分け入る
記憶が渦巻くイメージが波打つ
遠い声が懐かしく響き
ひび割れた過去を繋ぎとめる
退行と前進
夢見る精神
言葉の木霊が揺れ続ける

黄昏に沈む太陽の輝きを
僕ら、掴めるか
それは
永遠の光芒だ

波打ち際で踊る人影
別れと出逢いを繰り返し
今肉の痛みに独り耐える



自由詩 光芒 Copyright ひだかたけし 2022-06-17 19:07:02
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