人間て。
ラムネ

毎朝、ぼくは朝日を浴びて日光浴をするのが日課だ

人間はまだ寝ている
そう、いびきをかきながら
足も広げちゃって寝ている

ぼくは立派なネコだから
そんな寝方はしない
足は揃えて、お行儀よく寝る

朝になると、人間よりも早く起きて
静かな一時を過ごすのが好きだ

誰にも邪魔されず
街中をパトロールする

しばらくすると人間がうーうー言いながら起きる
ぼやぼやしながらぼくのご飯を用意して
気づいたら家を出る
どうやら家を出た先は色々待ち受けているらしい

そんな中でもぼくは毎日
毎日変わらず家を守っている
何があってもぼくはこの家の守り主なのだ。


自由詩 人間て。 Copyright ラムネ 2022-06-03 00:49:59
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