いろいろあるよね
秋葉竹
考えても答えがでないので
なにも考えていない振りをして
やってきたのだけれど
それでも
腹が立ったり
涙を流しそうになったり
いろいろと
楽しいことも
たまにはあったりするよね
ひとりがいやだから
ひとといっしょになると
いろいろ
あるよね
どこにも
僕のことを好きだという人はいなくて
それをあたりまえと想うじぶんもいたりして
日常の
絶望が
背中から
僕を押し出して
僕は僕じゃなくなる、みたいな
抱きしめたい
希望はそよ風に吹かれ
僕は綺麗な青空に
その希望がゆらゆら飛んでいくのを
うすく笑いなら
みあげるだけ、みたいな
そんな、日々が
いつまでもつづくのかと
想っていたよ。
そんなとき、夢をみた
傷つきながらも、戦いつづける、
無謬の聖戦にもかかわらず、
敵は悪くない戦い、
あるいは、だからこそか、
敵の優しさを、
根こそぎ叩き潰してしまえと、
全てを擲って、
戦いつづける戦い、
を戦いつづける世界
ただひとりでは無かったのが救い
友人とさえ呼べる戦う彼女たち
それぞれの夜を過ごし
彼女たちと生き延びた朝
目の前に黄金色の光があふれ
僕は夢をみていたことに気づく
夜中3時前の、
布団を蹴りあげて、
蹴りあげた布団を
キチンと受け止めて、
あゝ、暑い暑いと、
なんだか、
真夜中にみた夢が
それがありがたさなのかどうかも、
わかんないんだけど。
愛があたりまえではない
世界の夢を見た。