陰部幾何学愚図
あらい
最初から
黒檀の木の股が壊死している
不定形の少年と探し求める恋物語
海辺に戻り 脱法ハーブの建前へ。
黄土色の哀れみを。一欠片しなう 七宝のゆたり
日常的赤ら顔の繁殖とぺたぺた、
訴えを
蚊帳に構える
小さな鳥の加速度とべっとり、
規格外の振り袖を目撃する
水魚の交わりを模造する
添え物。
葬列の指南書では蝶番とソメイヨシノを
軟禁錠で扉に対し滑落させ。
大草原と銀色のひかり、
南無阿弥陀仏、
リタルダンドマーケットは拡大する
波打つ砂時計なりにかえろ
シーシャの言葉尻と 狛鼠たち、
甘いにおいシロイ濃な含有量のほとぼり
裸足の月白、
藪の中の結末とは愚かな弱みを箱に詰め風化させ
虹色と遊離している末端の遺体袋
想像上ハイヒールの心理を大切なメディアに共存させ、
誰かを道先は針の筵に縁に溺れこむ
腰を据えた舌切り雀と印象だけ
繍に練り込まれた明い呪詛
折り重ねた今の体躯を抱え遠巻きに溢した
(さかをのぼる?)
セイコウの価値得、
立ち見する小さな発表会でなにを誇るのでしょうねえ