独り言3.7
zenyama太郎
○「アンバランスな世界」
死にたがっている人たちがいる
一方で
生きたがっている人たちがいる
世界は
なんとアンバランスなんだろう
食料を毎日捨てている人たちがいる
一方で
食料が乏しい人たちがいる
世界は
なんとアンバランスなんだろう
来る日も来る日も多忙な人たちがいる
一方で
暇で暇でしょうがない人たちがいる
世界はなんとアンバランスなんだろう
子どもが欲しくて欲しくてたまらない人たちがいる
一方で
子どもが邪魔で邪魔でしょうがない人たちがいる
世界はなんとアンバランスなんだろう
○「別なら」
「スポーツと政治は別」というなら
「スポーツと賞金も別」なんでは
「スポーツと政治は別」というなら
「スポーツとメダルも別」なんでは
○「呼吸」
現代人は呼吸が浅く速くなってきている
そんな気がしてならない
太古の深くゆっくりした呼吸を取り戻そう
○「詩と賞」
賞をもらうことによって
作品の質が落ちるということは
ないんだろうか
○「終活」
年を取って後悔するのは
もうやめよう
心の毒だ!
極楽だけを目がけてまっすぐ進んでいこう
○「理想の擬態化」
理想的なことが強調されればされるほど
現実が理想から離れていく
○「生きるということ」
「明日へ向かって進め!」
これが生きるということだ!
振り向いてはいけない
明日へ向かって進め!
○「睡眠」
年を取ると眠れなくなるというのは
嘘だ
僕はなにもない日は
十時間寝ている
○「僕は」
僕は苦しくなったら走る
疲れるまで走る
僕は暇になったら歩く
田んぼ道をひたすら歩く