アースランテ対ラゴス(六)
おぼろん

円を描いて、アイソニアの騎士とエミル・アザルは着地した。
砂埃が舞い上がる。それが一瞬の隙だった。
アイソニアの騎士は、エミル・アザルの目を攻撃する。
しかし、その勝敗は互角に終わった。

エミル・アザルは一瞬先に結界を張っていたのである。
アイソニアの騎士を、千人隊長たちも援護した。
しかし、千人隊長たちには配下の者たちがいたのである。
アイソニアの騎士のみを、手助けするわけにはいかなかった。

「ここはお前にまかせる」エリス・ガザンデは言った。
「なんとしても、ラゴスのネクロマンサーを葬るのだ」
「御意!」アイソニアの騎士は答えた。元よりそうするしかなかった。

エミル・アザルは、異世界からガイザ・ネハを召喚した。
これは、翼を持った魔獣である。しかも、人の心を操る
術を身に付けていた。はたしてアイソニアの騎士はどうなるのか?


自由詩 アースランテ対ラゴス(六) Copyright おぼろん 2022-03-05 20:39:32
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クールラントの詩