僕がしゃべることは
君には届かない
痛いことは嫌だろ？
不安で眠れないなんて最悪だ
そんな事になってきたのは
僕だっておんなじさ
そんな気分で生きていくのは
誰のためにもならない
なっちゃダメなんだ

リンダリンダを演奏するとき
その日同じ舞台に立つ誰よりも
かっこ悪くなきゃならない
僕らはブルーハーツじゃないのだから
リンダリンダを演奏するとき
誰よりも必死にならなきゃならない
汗だくで慌てふためいて
僕らはブルーハーツじゃないんだから

僕が思うことは
きっと誰にも届かない
そうやって心は壊れ続けてきた
笑いながら何度も
自分の中身をハンマーで殴り続けて
その痛みに悲鳴を上げてきた
誰よりも小さな声で

リンダリンダを演奏するとき
その日生きている誰よりも
生きていなければならない
本当にきれいなものや汚いものが
ここにないことを知りながら
だって僕らはブルーハーツじゃないのだから
リンダリンダを演奏するとき
どんな愛や恋のことも考えない
だって僕らはブルーハーツじゃないんだから

誰かが思うことも
僕が思うことも
君が思うことも
思いというものすらない
汗だくで格好の悪い子どもたちが
煮えたぎるような渦の底で泡立つだけだ
何が始まるのかわからない
何も理屈が成立しない場所で探し続けてる
この力学を探してる
だって、僕らはブルーハーツじゃないんだから