肩の手は
しょだまさし
肩を叩かれ私はこくりと頷いた
大事故で家族皆救命救急に運ばれ
私は妻と娘の容態を見つめている
彼女らの横たわるベッドの周りを
忙しなく医療スタッフ達が動き回るが
暫くして重体ながら2人の命に
別状はないと頷き合う姿を見られた
安心した私は寛容な“死神”の
背を追う様に浮かび上がって行く
自由詩
肩の手は
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しょだまさし
2022-02-27 21:09:57