お門違い
木葉 揺
眠りたくない
一日寝ていたから
働く人に詫びながら
何もできず
真夜中になって
心の整理の手段を探す
何度でもやり直せる
だけど時は流れていいものか
ジリジリと減ってゆく
私の生きる時間
こんなに幸せでも
どんなに運が良くても
ジリジリと
夫の寝息を聞きながら
永遠という概念を憎む
お門違いか
自由詩
お門違い
Copyright
木葉 揺
2022-02-18 14:20:36