清風
ひだかたけし
君の可愛い顔が微笑んで
青空が密やかに開けていくと
もう隣のお爺さんはくたばって
透き通る清風を浴びている
いつ果てるとも知れない
この肉身を背負いつつ
若き魂に祈っている
生活の終わりに掴むもの
果ての果てに訪れるもの
決して届かぬ光を浴び
精一杯手を差し伸べて
老いぬ魂に祈っている
自由詩
清風
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ひだかたけし
2022-02-17 19:42:04
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