足を洗う
ひだかたけし
荒涼とした
この地に独り立ち
君の傷ついた足を洗う
地獄にも似た静寂が辺りを覆い
暴威の呪われた異邦の声が響く
冷えた原色の広がり、渦巻く虚空の灰
君は微笑む
いつまでも微笑んでいる
そこだけ青く澄み渡っていくように
君の傷ついた足を洗う
ひたすらに洗う
荒涼としたこの地に独り立ち
自由詩
足を洗う
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ひだかたけし
2022-02-11 19:56:15
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