猟銃事件の怪
st

登録済みの散弾銃を二丁も持ち

どうやらだいぶ前から
精神異常のような行動が
みられていたという

あかひげ先生のような
善良な医師が犠牲となったこの事件

事実の報道ばかりで

その根本的な原因について
語ろうとはしていない

こんな事件が
日本で起こるとは


ちょっと驚き

なぜ気違いが
散弾銃を二丁も持てたのか

いったい
この国の猟銃の管理は

どうなっているのだろうかと思い
調べてみた


その結果は狩猟・標的射撃等
法令に定める所持目的がある者を許可の対象として

猟銃等を所持でき

まず最初に
講習会の受講と筆記試験で合格が条件の
3年間有効の講習修了証明書(合格証)をとり

次に
教習資格認定の申請を行い
許可されたら

教習射撃に使う
実包火薬の譲り受け許可申請をし

教習射撃を受講する

晴れて合格し
1年間有効の教習修了証明書(合格証)をとったら

やっと
猟銃の所持許可申請を行える

銃の所持許可が下りたら
銃砲所持許可証が交付され

その許可証を持参して
銃砲店から銃の引き渡しを受ける

とまあ
こんな流れで

恐ろしい散弾銃を
二丁も持ったということになるが

肝心の
気違いかどうかのチェックを
どこでやっているのかというと

銃を使う教習のための
教習資格認定申請の時と

実際に銃を購入するための
猟銃の所持許可申請の時の

二か所で
精神保健指定医または
公安委員会が認める医師による
診断書が必要とある

即ち
最初は厳重にチェックされていた
ということになるが

となると
銃砲所持許可証の
有効期間が問題ということになる

その更新は3回目の誕生日となっているが

数年前から
精神異常のような行動が
みられていたというから

まさに運が悪かったとしか
いいようがないが

この有効期間が
ちょっと長すぎるのかもしれない



こんな悲惨な事件を避けたいなら


地域の猟銃等を所持する人を公開し


いつもみんなで監視するというのが一番だ







自由詩 猟銃事件の怪 Copyright st 2022-01-30 12:03:04
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