遠い空
ひだかたけし

光り溢れる
午後のうちに
うっとり横たわり
記憶に遊ぶ

(お母様と手を繋ぎ
畑の野菊を見つめていた
ただそれだけの光景が
震えるように懐かしく)

光り溢れる
午後のうちに
うっとり横たわり
記憶に遊ぶ

それは遠い空の下
時は止まって、留まって
わたしは独り、奇跡のように立っていた!










自由詩 遠い空 Copyright ひだかたけし 2022-01-21 12:09:43
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