マボロシ
ひだかたけし

神様が
気層の底で笑っている
朝未だ早き夢の中
光すきとほる道筋に
遥かな希望が舞っていた

死の断崖が近付いている
残された時間が切迫する
信じることだけ許されて

生きている
マボロシを追いかけて
神様が
気層の底で笑っている
朝未だ早き夢の中
優しい時の音色を聴く













自由詩 マボロシ Copyright ひだかたけし 2022-01-19 18:53:21
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