空っぽ
こしごえ
青空にぽっかりと
雲が浮かんでいる
どこを見るともなしに
宙をぼんやり 見つめていると
空っぽの自分のこころに気付く時がある
空っぽだ
けれど こころに
何も無い時というのは
かえって気楽ではなかろうか
お日さまに雲がすこしかかり
雲が光っている
私は普段
こころに余計な物事を
持ちすぎているような気がする
そよ風が肌をなぜていく
風は光り そよそよと言う
青空にぽっかりと
雲が浮かんでいる。
目をつむり 自分のこころを見つめる
このこころがあるということの
この奇跡に
空っぽのこころが満ちていき光り始める