戦いの結末(四)
朧月夜
戦士エイソスも、敵の二番隊長を難なく倒した。
ラゴスの国王、アウゼル・ローガンテは、わずかに顔を曇らせた。
すでに三人の騎士のうち、二人が破れ去ってしまったからである。
そして、最後に登場したのは魔女エインスベルである。
三番隊長と言っても、敵はいたって強敵。
魔導士であるエインスベルにとっては、嫌な相手だったと言って良いだろう。
エインスベルは、まずは雷撃の魔法を使って、相手の攻撃を交わした。
三番隊長の前には、「ヨーラ・テル」による大きな窪みが生まれた。
そして、エインスベルはダーツを使って、相手の目潰しをした。
目を潰された相手は、ただ闇雲に攻撃を仕掛けざるを得なかった。
エインスベルは、背嚢からクォータースタッフを取り出す。
そして、一撃。炎の呪文でエインスベルは敵を葬り去った。
ローガンテは舌打ちをした。「余は、弱き者をその僕とすることは決してない」
その怒りに満ちた表情に、ラディアの市民たちは震えあがったのであった。
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クールラントの詩