ブリと2022
番田 

今年は何をするべきだろうということを思いながら、外の景色を僕は眺めていた。去年はあっという間だったが、同じように今年も過ぎていくのだろうか。私見では、もう、この疫病が収束しても昔のような生活スタイルに戻ることはないだろうとは思うけれども。それとも、また、昔のような生活スタイルに戻ることは可能なのだろうか。しかし、電車の本数にしても、人の移動にしても、無駄が無駄を生んでいたし、多くの人が今までがやりすぎていたということに気づいているのは間違いない。電力を中心としたエネルギーの無駄な消費を減らすことに国民は注力するべきだ。それをおろそかにしていたことが、今回の疫病の原因の一部を担っていると言っても過言ではないだろうし、それを実行していくことが、温暖化問題を解決していくために人一人が温暖化問題に対して協力できる行為のひとつだと言えるである。


そんなことを考えているこの部屋は、かなり寒い。去年はほとんどサンマを食べることができなかった。代わりに見かけたのは、ブリばかり。ブリを積極的に食べていきたいが、もともと南の海で獲れていたような魚が多く獲れるようになってきたから、店に並んでいるのだという。しかし、去年と同じように今年も並んでいるのを見てばかりいると、飽きてくるのは間違いないのだが。




散文(批評随筆小説等) ブリと2022 Copyright 番田  2022-01-04 00:21:53
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