魔法石
朧月夜
魔法石とは、魔法素子を集めた結晶のことだ。
この魔法石がなければ、人々は魔法を使うことが出来ない。
今は科学が廃れ、人々はもっぱら魔法を駆使して生活している。
ほんの小さな子供でさえも、火を起こすくらいの魔法は使える。
しかし、これが世界の弱点でもあるのだ。
時に、人やオークは魔法石を巡って戦争をすることがある。
クールラントがラゴスやレ・スペラスと戦うのもそれが理由だ。
大きな魔法石を持っている街ほど、栄えるからだ。
それぞれの街には、魔法石を祭った神殿がある。
この魔法石は金銭には替えられない。それ以上の見返りがあるのだから。
反面、魔法素子の少ない平原では、魔力は半分以下に落ちる。
小さな魔法石を所持している魔導士もいる。
エインスベルは、この小さな魔法石を元にして、強大な魔力をふるった。
とくに、防御魔法に関しては、エインスベルの右に出るものはなかった。
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クールラントの詩