2021年の松田聖子
花形新次

「素顔の59才」
作詞作曲:花形新次
唄:松田聖子

胸元の淋しさは
昔から変わらないけれど
顔だけは
いつまでも
新鮮でいたいから

先生の特徴が
表れてしまうのは
一枚の絵と同じだわ

隠しても
にじみ出る
先生の美的センス

先生、先生
何となく気付かれている
小柳ルミ子に似ていると

先生、先生
今更タッチは
変えられないわよね
ピカソみたいに
なられても困るもの

皮膚という皮膚が
後ろへと引っ張られて
もう戻れないことは分かる
あの日の私には

重たい瞼が好きだと
あなた言ってくれたでしょう?

でも、それを本心とは
思えなかった
私が幼すぎたから

先生、先生
何となく気付かれている
デビ夫人に似ていると






自由詩 2021年の松田聖子 Copyright 花形新次 2021-12-29 20:26:32
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