ゆうざの器のいましめ
st

孔子が説いたという
ゆうざの器のいましめは

つぼ状の器に水が入っておらず
空の時は傾き

ちょうど良いときはまっすぐに立ち

水をいっぱいに入れると
ひっくり返ってこぼれてしまう

ということから
いっぱいに満ちて覆らないものは無い


慢心や無理をいましめたものだが

現代では
ストレスについても
当てはまるような気がしてならない


つぼのなかの水を
ストレスとしてみると

全くストレスが無い時は傾き
丁度良い時はまっすぐに立ち

いっぱいに受けると
ひっくり返ってしまう

ということになるが
適度なストレスは必要だが

過度なストレスを受けると
破たんしてしまう

という
いましめにもなっている

と思うのは
私だけではないだろう

なぜなら
この簡単にひっくり返る
でかいつぼをみた時

最近起こった恐ろしい光景が

鮮やかに
脳裏に浮かんできてしまったから


ひっくり返ってしまった人間が


いかに恐ろしいかは


25人もの犠牲者が証明している








自由詩 ゆうざの器のいましめ Copyright st 2021-12-25 13:55:44
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