小さな声
りゅうさん
たぶん知らなかったのですで謝る庶民と
知りすぎていたのですで謝る上層部が
いるのだろうと邪推する午前五時半
滑稽な顔で女の気が引けないなら
陰鬱な顔ではなお無理だろうと
この詩はどこで笑ったらいい
のでしょうかといぶかり今
読む詩はまじめに書かれ
そんなことでどう生き
て行こうというのか
誰もがカツカツで
息も絶え絶えで
息抜きにと詩
生き抜きと
諭したく
身支度
早い
よ
自由詩
小さな声
Copyright
りゅうさん
2021-12-19 05:48:27