青空
はるな



浅瀬で溺れるわたしたちが
いつか 深く
息をできるように
重いぬかるみを這ってさ
乾いて 乾いて
流した涙が
日々を伝い 夢を伝い
川になったとき
この体がいるのは
優しい 暗い
海底だったと
気づくんだよ。
そうして帰った ぬかるみのなかで
やっぱりいつまでも
青空を想うんだよ。



自由詩 青空 Copyright はるな 2021-12-17 22:03:37
notebook Home 戻る