雲馬
soft_machine

月をぱりんと踏みしめ
空のあおいうたを
たてがみに聴いて
完全な白馬が
ビルをとびこえる

いま空にちりながら
ひとみの中で
背中をゆるした少年が
ひとり、待っている
あの弓のむこうへ



自由詩 雲馬 Copyright soft_machine 2021-12-12 00:23:38
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