青雲
あらい
その日の斜陽を靴跡に踏み躙らせ
よそよそしい未来をこびりつかせ、
ヤマは遺骸を縦ニ 三杯に摩り下ろした。
それで、
一に、赤裸々を口に銜えた(鑪と平和)
なかほどに廻り初めた 紙風車を転写し、境界線を質す
ニへ滾ル、カルメラほどのロに流し込む、麻をひいては
胸を臙脂に開かせる 千鳥格子の 目論見を
解れた結び目をかわかすようにと
河原に向けていきます。
綺麗に溶媒された無花果や渋柿などを
垣間見せるはうけぐちの、吹けば飛ぶよな墨流し
秋の空として頬張るあなた方の 枯れてなお
紅葉が 夢枕と貫き徹す キミやボクと言った
慎みのない生き様を
見ず知らずの人生を、