星月夜
秋葉竹
もしももしも君に夢中になるなって
いうならあの日を忘れさせてよ
丁寧にヘッドホンして壁向いて
出てゆく僕への思いやりだね
本を読む横顔をみて憧れた
高校二年の図書館、夕焼け
ともしびを心にともす聖夜さえ
頰が冷たい貴女のチーク
あゝそして今年もこうして更けてゆく
かわりに泣いてくれ星月夜
短歌
星月夜
Copyright
秋葉竹
2021-12-09 07:08:40