遠くの扉は開けられないから、近くの扉を開けるんだ
はだいろ

こないだの休みは楽しかった
動線を何日も考えて、実行するのだ

僕の好きな、定年退職して年金暮らし前の人のブログで、
サウナが楽しそうなので、
僕はその人を密かに尊敬しているのだが、
いつもは銭湯へ行っても、サウナは入らない。熱いだけだから。
だけど、
人生で新たなチャネルを開くことを、
これからのテーマにしようと、
なるべく近くの扉を開こうと思うのだ。
「遠くの扉は開けられない。」
これが、僕の最近得た、人生の真実である。

サウナでととのう、というのが、流行りらしく、
頑張って、サウナから、
水風呂(これがハードルだった)、休憩、
を、3セット。
すると、なんだか、もしかして、
気持ちがすっきりしてナチュラルハイ?なような、
なような。
ああ、新しい扉が開いたような。


ドライオーガズムにも興味を持ち、
今まで、アナルが気持ちよいと思ったことはないが、
乳首も最初はなんとも思わなかったが、
開発して気持ちよくなったこともあり、
勉強している。
どうしても勃ちは悪くなるし、
極めれば、勃起せず、手も触れず、
目が合うだけで、無限にイキ続けることができるという。
新しいチャクラが開くようなものかな。
怖くもあるが、
予約してみようと電話したけれど、
すでに売り切れだった。

いつものカレー屋で、
いつものカレーを食べる。
この素晴らしいカレーを食べる奇跡というのは、
今、このお店がこの世界に存在してくれていることと、
今、この僕がこの世界に存在していること、
この二つが同時になければ、
成立しないのである。
この世は奇跡で溢れている。


火曜日に遊んだ女の子は素晴らしかった。
金曜日に遊んだおばさんは化け物以外の何者でもなかった。
インスタントシトロンの可愛いレコードを買った。
あの素晴らしいエッセイを書いていた、
僕と同い年のヴォーカルの女性は、昨年、
癌で亡くなったということを知った。








自由詩 遠くの扉は開けられないから、近くの扉を開けるんだ Copyright はだいろ 2021-11-13 14:18:05
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