エチュード2
梅昆布茶
ときどき本の下から食べ物が出てくるのが怖いのだが
それでも生きて行けることがもっとこわいのかもしれない
知らぬ間に親がいて勝手に子と呼ばれて地球人になりました
先週までのシフト表がゴミ箱に捨てられて
また新たなシフトでぼくは働いてゆく
太陽は燃え尽きるまで輝いてゆくのだろう
燃え尽き症候群とか言われないようになっても
順番に消えてゆく世代だけれどもね
幸福論を読みたいのです幸福になるまで
ヒルティとアランとラッセル
ぼくにわかるのはこれくらいで
内容はこれから咀嚼してみようと
猫ときみと僕がいきてゆく為のミニマムは
古い本に託された知恵のなかにあるのかもしれない
優しいとか強さとかの背反する理解と
現実に対処する能力がとてもアンバランスなので
解体して組み替えた住み慣れた街並み
智恵子抄はぼくの副読本なのですね