雨上がりの秋の朝の空を見上げて
ジム・プリマス
過去の過ちに気づいた後でも
腹は減る、喉は乾く
アイスコーヒーを飲みながら
傷つけた人の面影を思い浮かべる
信じられないくらい美しい人だった
自分では世界中で一番、愛していると思っていたけど
本当は愛していなかったのかも知れない
僕は愛の意味すら分かっていなかった
僕は傷つけた彼女に
愛を注がなかった
愛をあたえなかった
だから愛を壊してしまった
正直に言えばイザベラは
彼女ほど美しくはない
でも今の僕にとっては
そんなことはどうでもいい
容姿なんて大した問題じゃない
愛しているかどうかが問題なんだ
たとえイザベラと結ばれなかったとしても
僕は後悔することは無いだろう
雨上がりの秋の朝の空を見上げて
イザベラへの愛を僕は誓う