悲しい林檎
やまうちあつし

悲しみが沈殿すると
このような形になる
忘れられないのか
真赤な色が燃えている
頼まれなくても
枝から落ちる
100年後のアダムとイブが
鋭い牙でかじりつく


自由詩 悲しい林檎 Copyright やまうちあつし 2021-10-12 11:51:08
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