不明の足跡
苦悩する僕らの憂鬱
なんだかんだで
クソを殺せばいいんだろ
燃え上がったらしい
どこかのモーター
不明の足跡がうちまで続いてってる

ねじれた窓
別々の箱に入れて
昔愛した人とかも入れて
ティッシュを引いた上に
胡椒の粒も転がして
ディスカウントショップで買った
消毒液をスプレー
ひどく近い場所
喋れない家畜に群れる蝿
喋る家畜にもたかるだろう

不明の足跡
二律背反の極低温
あんたさ、熱ってなんか知ってるか？
それが終わる場所で
かじかむように震える
窓を開ける
人一人なら飲み込みそうな窓
狂える魔物が話しかける
喋れる家畜が僕なんだろうし
喋れない家畜は僕じゃないだろう
彼にとって
家畜じゃなくて僕じゃないとき
僕は錆びた古いワウンドストリングだ

毎朝開けるドア
大した変化はない
ゆっくり上から腐ってくる
ドア、開ける
悪魔はいない
ドア、開ける
悪魔は知らない
ドア、開ける
悪魔はいない
悪魔は知らない
明日僕はドアを開けて
君を見ても何もわからない

こんにちはっていわれて
ああ、待ってたよっていうだけの
美しい化け物になる